一般歯科の初診においても、粘膜疾患等の口腔外科的視点の診察も行います(初診の流れ)|ココティエクリニック皮フ科・歯科口腔外科|市谷仲之町の皮膚科・歯科

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医療コラム

一般歯科の初診においても、粘膜疾患等の口腔外科的視点の診察も行います(初診の流れ)|ココティエクリニック皮フ科・歯科口腔外科|市谷仲之町の皮膚科・歯科

一般歯科の初診においても、粘膜疾患等の口腔外科的視点の診察も行います(初診の流れ)

ココティエクリニック皮フ科・歯科口腔外科 口腔外科専門医の青山謙一です。

当院には、むし歯や歯周病等の一般歯科診療を御希望して御来院される方に加え、粘膜疾患や親知らずの抜歯、外傷等の口腔外科疾患の治療を求めて遠方から御来院される方がいらっしゃいます。当院をお選びいただき、誠に光栄です。

 

本日は当院の歯科・口腔外科の初診の流れについてご説明いたします。

当院の口腔外科医・青山謙一は、救命救急科・ICU・麻酔科・画像診断科・放射線治療科・形成外科等で研鑽しており、幅広い視点から歯とその周囲(口腔顎顔面領域)の診断を行います。

そのため、むし歯や歯周病等の一般の歯科治療を目的に御来院いただいた方にも、歯以外の部位を含めて総合的に診察を行います。

以下、当院の歯科口腔外科における初診の流れについてご説明いたします。

※1・2についてはすべての患者さんに行います。

※3・4・5については、必要な患者さんに行います。

 

1.問診
 歯科口腔領域の症状に加え、必要に応じて既往歴・投薬歴を丁寧に伺います。
 他院で注射を受けている等、お薬手帳の内容では把握できない場合には、内科等の主治医の先生に情報をいただく場合もあります
2.診察
 歯や歯ぐきに加え、頬・舌・口底・口蓋等の口腔内全体の粘膜についても異常がないか診察いたします。場合により、粘膜下の腫瘍を診断する蛍光装置(OralID)を使用します。

☆緑色の特殊な光を当てると、目に見えない粘膜下の腫瘍が黒く浮き出ます。副作用のない簡便な検査です。

 また、腫瘍性病変が疑われる場合や、頸部に痛みや腫れ等の症状がある場合には頸部リンパ節を触診することもあります。
 通常診療の中で口の開け閉めについても観察しておりますので、異常が疑われれば顎の周囲の筋肉の診察も行います。

 

3.画像診断
 パノラマX線やCT写真を撮影する場合には、撮像されるすべての構造について診断いたします
 顎関節・顎骨内部・鼻腔・上顎洞・歯(親知らず)・歯槽骨等について異常がないかを診断し、ご説明いたします。

4.歯周病検査
 スケーリング(歯石除去)を行う方には、必ず歯周病検査を行います。
 検査結果はむし歯等の状態も含めて「歯と口の健康手帳」を作成し、お渡しします。

 

5.組織検査・細胞検査・培養検査

 顕微鏡等の検査により、確定診断を行ったうえで、適切な治療方法を提案いたします。

 ・組織検査

 粘膜疾患等で必要な場合に行います。手術で摘出・切除した標本については積極的に組織検査を行い、確定診断いたします。組織の一部(米粒大)を採取して検査を行うこともあります。

 ・細胞検査

 舌が痛い、荒れている、色に変化がある等の場合には必要に応じて粘膜の表面を擦り、細胞検査を行います。

 ・培養検査

 汚れがついている、膿が貯まっている、カンジダ(カビ)が疑われる場合等には、粘膜の表面を擦り、培養検査を行います。原因となっている菌を同定することで、適切な抗菌薬等を使用します。

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