小児皮膚科|ココティエクリニック皮フ科・歯科口腔外科|曙橋駅の皮フ科・口腔外科

〒162-0064東京都新宿区市谷仲之町3−1 市ヶ谷仲之町ヒルズ ウイング102号
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小児皮膚科

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小児皮膚科

 新生児期から幼児期、小学校、中学校と成長するにつれ、肌の状態は大きく変化していきます。当院では個々のお子様の年齢(月齢)・肌の状態に応じたスキンケア指導を行っております。
 アトピー性皮膚炎をはじめ皮膚症状は産まれもった「肌質」というところも深く関係があります。その子の肌質に応じて日常のケア方法、外用方法についても丁寧にご指導させていただきます。また、お肌の治療や良い状態を維持するには継続が大切な場合もございます。通園・通学スタイルにも合わせた治療とケア方法を可能な限り提案させていただきますので、ぜひご相談ください。

アトピー性皮膚炎

アトピーのお子様の約60%は、血液検査をすれば5大食物アレルゲンのどれかに陽性を示しますが、実際に食べてみて皮膚が悪化するのは10%以下と言われています。食物アレルギー検査が陽性だからといって、すぐに除去食にするのはやや短絡的ではないかと思います。どうしても心配な場合はその食物を1週間程度控えて皮膚の状態が改善されるかどうか確認します。
食物はお子様の成長にとても大切なので、除去するか否かは、専門家と相談しながらにしましょう。夏場は冬のように空気は乾燥しませんが、エアコンの効きすぎによる湿度の低下で起こる乾燥が生じます。夏場であっても保湿剤を外用し、スキンケアをきちんと続けることがとても大切です。乾燥肌に汗がつくとかゆくなり、肘や膝などの関節の内側や首のしわの所などに湿疹ができやすくなります。
掻きこわしをそのままにしていると、とびひなどの二次感染も起こりやすくなります。適宜、ステロイド剤を外用し、かゆみ症状をコントロールしましょう。尚、アトピー性皮膚炎の治療にあたり、ステロイドの塗り薬に抵抗をお持ちの親御様もいらっしゃいますが、症状に応じて必要な量を必要な期間だけ使い、症状が軽くなったら薬を減らしたり、非ステロイド性外用薬での治療を行って参ります。
当院では、外用方法、保湿ケアについても詳しく具体的にご説明いたしますので、ぜひご相談ください。

とびひ(伝染性膿化疹)

 とびひは、あせもや虫刺されを掻きこわした傷、すり傷、ジクジクした湿疹などに細菌が感染して起きます。これらの細菌は、健康な皮膚には感染しませんが傷ができていたりアトピー性皮膚炎があったりすると、皮膚の抵抗力が弱くなっているため感染してしまいます。とびひの治療では、抗生物質の飲み薬と塗り薬(抗生物質やステロイド剤)を使います。また、場合によっては細菌培養検査にて原因となる細菌を同定し、最も効果のあるお薬を処方いたします。生活上では、病変部をしっかりとシャワーで洗い流し清潔に保っていただくことが重要です。

イボ(ウイルス性疣贅)

 お子様に多くみられるイボの1つです。医学的にはウイルス性疣贅(ゆうぜい)と言い、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV … ヒトパピローマウィルス)の感染によって生じます。HPVは外的刺傷を受ける機会の多い手のひらや足の裏、指先などに好発します。特に小児の場合には「ミルメシア」という、痛みを伴い、一見魚の目のように見えるイボが手足にできることがあります。その他、アトピー性皮膚炎児では、皮疹を繰り返しやすい肘や腋窩などに、独特の分布・臨床像を呈することがあります。イボの治療は、液体窒素による凍結療法が基本です。通常1回で治ることはなく、1-2週間毎に根気強く繰り返し治療する必要があります。

水イボ

 お子様に多くみられるイボの1つです。水イボは、ポックスウイルスの一種である伝染性軟属腫ウイルスの感染によって発症します。水イボに罹患したお子様との直接的な接触だけでなく、バスタオルやスポンジ、ビート板などを介して感染し、直径数mmまでの表面がツルツルした光沢のある盛り上がりとなって皮膚に現れます。このウイルスに対する免疫を獲得すれば、自然に治癒しますが、それには数ヶ月から多くは1年以上を要する場合も多く、その間に掻き壊して周りに拡大していくケースも少なくありません。伝染力が強く、増えていくスピードが速いので、数が少ないうちに見つけて積極的に取っていくことをお勧めします。
近年、ペンレスという麻酔のテープが保険適応になりました。処置時に用いることで、痛みをかなり和らげることが可能です。当院でも取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
 お子様にとっては「いぼを取る」という行為が恐怖でしかないことも事実です。その場合は別の治療方法も御提案させていただきますので、安心して御来院いただければと思います。

オムツかぶれ

 尿や便が刺激となり、おむつの当たるところに赤いブツブツやただれが出来ます。おむつをこまめに替えて、お尻の清潔と乾燥を保つことが予防にもケアにもなります。おむつ替えの際には、おむつをはずした後、少し乾かしてからおむつをつけると良いでしょう。また、清潔を保つのは重要ですが、洗いすぎには注意が必要です。石鹸をつけて洗うのは1日1回とし、すすぎ残しのないように十分に流しましょう。数日ケアをしてもよくならない時は、カンジダ皮膚炎の可能性もあります。自己判断せず、必ず経過を見てもらいましょう。

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