顎関節症の治療に低周波治療器を採用しています(保険診療)|曙橋ココティエクリニック歯科口腔外科|曙橋駅の歯科・口腔外科

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医療コラム

顎関節症の治療に低周波治療器を採用しています(保険診療)|曙橋ココティエクリニック歯科口腔外科|曙橋駅の歯科・口腔外科

顎関節症の治療に低周波治療器を採用しています(保険診療)

ココティエクリニック皮フ科・歯科口腔外科 口腔外科専門医の青山謙一です。
当院の医療コラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、当院で採用している「低周波治療器」を中心とした顎関節症について解説いたします。

インターネットで検索すると多くの件数がヒットする顎関節症は、文字通りあごの関節や顔に痛みの症状を感じる疾患で、口をスムーズに開けることができなかったり、あごを動かすと痛いので日常生活での食事や会話が困難となるものです。
一般の歯科では、まずマウスピースを作製することを勧められること多いですが、必ずしもマウスピースが最適な治療であるとは限りません。
むしろ、人によってはマウスピースの違和感によって症状が悪化することもあります。

顎関節症は、放置したり間違った治療法を受け続けることで、指一本分しか口が開かない状態や慢性的な痛みが生じ治療が困難となることがあります。
口腔外科専門医が十分な問診・診察を行うことが重要です。

当院では、薬物療法、理学療法(低周波治療器、マウスピース)、行動療法(スポーツや仕事などで気が付かないうちにかかる顎への負担の改善)を多角的に試しながら治療していきます。
女性におかれましては、ホルモンバランスの乱れから眠りが浅くなり、くいしばりが起きていることも少なくありません。そのような場合には、当院の女性医師(皮膚科医)の診察を受けていただくことも可能です。
また、当院と同じビルには整形外科の先生もいらっしゃいますし、場合によってはかかりつけの歯科の先生と連携して治療を行うこともあります。

マイオモニター(低周波治療装置)
当院では、通常大学病院等の専門外来にしか設置していない「マイオモニター(低周波治療装置)」の治療が受けられます。
週に1回程度、30分程度の治療を受けることで、あごと顔、首の筋肉の血流改善、組織修復を促す作用があります。

副作用がなく、経済負担も少ないものですので(3割負担で250円程度)、積極的に取り入れています。

あご、顔、首にお悩みがある方は、当院の歯科口腔外科にご相談ください。

※上の写真のように、小さな電極を顔や頸に貼り付け、刺激を与えます。当然、痛みはありません!

(写真:伊藤超短波株式会社ホームページより)

 

以下、顎関節症の概要です。
【症状】
・口が開けづらい、いつもより開かない
・口を開けるときや食べるときに耳の前が痛い
・口を開けるときや食べるときに顔やあごが痛い
・朝起きたときに、あごが痛い、口が開かない、あごの動きが重たい

【原因】
・急激なストレス(精神的な緊張は、筋肉を緊張させます)
・寝ている間の歯ギシリ(眠りが浅いことが原因のことがあります)
・何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(一日中スポーツをした。冷房が寒くて歯をくいしばった、特別な行事で緊張してくいしばった)
・唇や頬の内側をかむ癖がある
・頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(例 : 猫背、バイオリンなどの楽器演奏)
・顔面打撲や事故による外傷
・入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない(悪い噛み合わせ)
・大口を開けたり、硬いものを噛んだ(あごの酷使)
・左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む
・うつ、不安因子がある 、睡眠障害(ストレスで夜よく眠れない)→女性ホルモンのバランスでも症状が出ることが少なくありません

【治療】

・理学療法(運動療法,物理療法など)
マイオモニター、マウスピース。

・行動療法
頬杖や食いしばり、うつぶせ寝などの癖を改善します。

・マニピュレーション(パンピング含む)
関節に針を刺し、関節腔内を洗浄します。

・薬物療法(慢性痛の場合)
鎮痛薬や漢方、筋肉の緊張を和らげる薬を使用します。

・精神療法
同じ姿勢を長く続ける事を避け、時々はストレッチをして心身を休めます。
場合により、不安を取り除く漢方を使用します。

#顎関節症

#口腔外科専門医

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